1.17&3.11 | WOMANIA
2017.03.10 Friday 19:41

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援どんぐりバッヂチャリティ2017

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援どんぐりバッヂチャリティ2017

先日、新宿伊勢丹に行きましたら。
地下からの入口のところで小さなイベントが開催されていました。
三越伊勢丹グループ各店で開催されている2017どんぐりバッヂチャリティブース。
思わず、足を止めていくつか協力させていただきました。

どんぐりバッヂチャリティは三越伊勢丹グループの東日本大震災復興支援活動の一環。
被災した沿岸部を中心に緑の防波堤を築く復興のシンボル「どんぐり」を
モチーフとした「どんぐりバッヂ」をチャリティ販売しています。

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援どんぐりバッヂ ご当地デザイン

そのデザインは、三越伊勢丹グループ各店があるご当地にちなんだ28種類。
ワタシは、よく行く店舗である銀座三越新宿伊勢丹と3月20日に閉店する千葉三越
被災地のひとつである仙台三越、完全にデザインだけで今井丸井札幌を選んでみました。
後からゆっくり見たら、共通デザインのハートどんぐりも欲しかったかも。

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援どんぐりバッヂ 伊勢丹新宿本店のポップ

こちらは、新宿伊勢丹の店頭にあったポップ。
簡略化した新宿本店とどんぐりのデザインです。
28種類の中でも、新宿伊勢丹と銀座三越はシンプルだけれど致し方なし。。。

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援活動

このバッヂは、宮城県南三陸町で作られているそう。
宮城県で津波により塩害などの被害にあった杉を材料としています。
チャリティ販売価格は1個300円だけれど、そのうち寄付金は143円なのだとか。
恐らく残りが制作費なんだよね。すべて南三陸町で地元の人々の手により
加工することで、被災地の雇用安定のサポートもしているようです。



三越伊勢丹グループでは、「どんぐりバッヂ」の利益金を「鎮守の森のプロジェクト
に全額寄付するということ。「鎮守の森プロジェクト」は、シイ・タブ・カシなどの
どんぐりから育てた苗を、高さ5m前後に作った丘などに植え、
東日本大震災被災地沿岸部に20年かけて立派な森を作っていく計画です。

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援どんぐりバッジ 千葉三越

バッヂの木目、色合いはひとつひとつ違うため、在庫があるものは
「どれが良いですか?」といくつかの中から選ばせてくださいました。
スタッフさんたちも思い思いのバッヂを付けているのですが、
ストーンでデコったりと、それぞれに工夫されたりして可愛かったです。
最後に「ご協力ありがとうございました」って言ってくださり温かい気持ちに。

三越伊勢丹グループ・東日本復興支援どんぐりバッジでチャリティ参加

百貨店だからダメかな?と思いつつ「写真を撮って拡散してもいいですか?」と
聞いてみたら「ぜひぜひ!よろしくお願いします!」と言っていただけました。
そうして撮ったのが28種類のデザイン一覧と店頭ポップの写真。
ワタシも今年はじめて知ったので、まだ知らないひとにも届けたい気持ちです。

チャリティへの参加は現金のみです。アイカードなどは使えません。
ワタシが立ち寄った新宿伊勢丹地下のブースは3月11日までとのことでしたが、
それ以降も31日くらいまでチャリティ販売は続けられるそうです。
(なくなり次第終了)
全国の三越伊勢丹グループで実施しているので、機会があればぜひ。

2017 DONGRI BADGE


 関 連 記 事 

・映画 「遺体 明日への十日間」(2013年3月11日に)

・「SOS!500人を救え!-3・11石巻市立病院の5日間-」

・3.11によせて (2012年3月11日に)

・「PRAY FOR JAPAN - 3.11 世界中が祈りはじめた日」

・エル・オリジナル震災復興支援チャリティTシャツ ジャンポール・ゴルチエ




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2013.03.11 Monday 14:10

映画 「遺体 明日への十日間」(2013年3月11日に)

遺体 明日への十日間

先日、3.11を目前にし、映画「遺体 明日への十日間」を観に行きました。
西田敏行さんが出演された舞台挨拶のニュースを目にし「観ようかな」と
思ったものの、タイトルが語るように犠牲者の方の「死」「遺体」という
あまりにも痛烈なリアルと向き合う覚悟が出来ずに迷っていたのです。
その背中を押してくれたのは、facebookに書き込まれた先に映画を観た
友人の投稿とそれについていたコメントでした。

その日、ワタシは一人で映画館に向かいました。
何か無いと決心がくじけそうだったので、予定の前に映画を観ることにし、
場所も有楽町のスバル座を選びました。大袈裟でも何でもなく、映画館への
道のりは、地に足がついていないようなふわふわとした感覚で、
ずっと息苦しいような、胸がつまるような気持ちを抱いていました。
「映画を観る」それだけのことなのに、これから目の前で映し出される
映像に言い知れぬ不安を覚え、奥歯をかみ締めるような覚悟が必要だったのです。

スバル座

館内に入ると、映画のテーマ曲が流れているものの、とても静粛な雰囲気。
ワタシの心持ちだけでなく、いつもと違う空気だったように思います。
スバル座は今時珍しい自由席なのですが、男女問わず、幅広い年齢層の方が、
程よい間隔で座っていました。一人で来ている人が多かったみたいです。
スバル座は予告が少ないので、ほどなく本編がスタートしました。

「遺体 明日への十日間」は、岩手県釜石市の遺体安置所を舞台にした
実話にもとづいた物語。西田敏行さん演じる民生委員の方を中心に
市職員、医師、住職、葬儀社社員、市長、消防団などと震災の犠牲になった方、
そのご遺族が描かれています。震災直後の混乱の中で、それぞれが
それぞれに出来ることを考え、思い、「遺体安置所」が
その役割を担ってゆく話。地震発生時刻の少し前からはじまりますが、
津波の様子などの映像は出てきませんでした。

ただ、この映画には遺体が映し出されます。
もちろん、それは本物ではありませんが、普段、報道規定などの理由から
「守られた映像」しか目にすることが無いワタシたちにとって
ショッキングな映像であることは間違いありません。
本当はこれでもソフトに整理されていて、実際はもっとひどかったでしょう。
でも、これが事実であり、この映画の覚悟であり、メッセージだと思う。
そして、それは「お金を払ってその映像を観ることを選択した」映画だからこそ
出来ることです。ワタシはこの映画が地上波のTVで放送されることは
無いだろうと思いました。後に目にしたインタビューの中で監督は
「映画とはいえ、遺体にカメラを向けた覚悟」を語っていました。
作中に出てくる「あの方たちは死体ではありませんよ!ご遺体なんです!」
という台詞が記憶に残ります。ともすれば数字で語られてしまうことが多い
犠牲者の方たちの死も、たとえば病で亡くなった方の死も同じであること。

ワタシはこの映画は「お葬式」のようなものだと思いました。
一般的に、人は亡くなると葬儀を経て、死の世界へと旅立ちます。
ワタシはこれまで身近なひとの葬儀を経験し、「お葬式」とは故人のためだけでなく
残された人たちのためでもあるのだなと感じてきました。送り出す準備をし、
ひとつひとつの「決まりごと」を経て、心を別れのステップへと向かわせる。
あの日、震災の犠牲となった方々には、そのステップが無かったと思うのです。
当たり前のようにイメージしてきた、「人の最後」である葬儀さえなく、
ある日いきなり分断されてしまったあの世とこの世。
それを少しでも通念的な道に導こうとしてくれた人たちがいたこと、
そして、それを伝えようとこの映画は作られたのかなと思いました。

本作の俳優陣は実に豪華だと思います。
主演が西田敏行さんであることは知っていましたが、観れば、柳葉敏郎さん、
佐藤浩市さん、沢村一樹さん、酒井若菜さん、國村隼さん、緒形直人さんと
どんどん知っている人が出てきました。
彼らの演技に驚くと共に、たとえ映画という「作られたもの」ですら、
これを体験することは本当に辛く、苦しく、体力だけでなく精神をもすり減らす
行為だっただろうなと想像しました。震災は出来れば「体験したくないこと」
「あって嬉しいものではないこと」。その中にあえて身を置くということには
彼らに「仕事」以上の想いが存在しないと出来ないことだと思うのです。
エンドロールには、彼らの名前がキャリアや優劣ではなく、五十音順で
並んで出てきました。そこにもこの映画に関わった方の想いを見たように思います。

ワタシはエンドロールを迎えたとき、涙を流しながら手を合わせました。
ワタシはこれまで、映画を観てこんな風に泣いたこともなく、
ましてや手を合わせたこともありません。泣いたのは、目の前の映像に
感動したりしたわけではなく、ただただ苦しくて、せつなかったから。
事実にもとづいたストーリーはありますが、感動的というのとは違う
もっと人の感情の根底に訴えるものを湛えていると思います。
それは、衝撃的な体験でした。

感じ方、ダメージの受け方は、ひとそれぞれだと思うので、
ワタシはこの映画を強くオススメすることは出来ません。
ただ、ワタシはこの映画を観て良かったと思います。
この映画のおかげで、改めて自然と心から犠牲者の方のご冥福を祈りたいと
願うことが出来ました。死だけでなく、3.11が残した多くの哀しみを
悼む映画です。監督は批判も覚悟で作ったと言っていました。

どんなことでも、ひとつのことの詳細を語るとき、綺麗事だけでは
済まされないものがあるということ。中にはたくさんの、思わず目を
覆いたくなるような哀しい真実も、やりきれない事実もあるということ。
この映画は、2年前のあの日に想いを馳せるとき、「守られた」ものだけでなく、
こうした痛烈なリアルもあることを、改めて痛感させてくれました。

あれからもう2年。まだ2年。
1年前は、震災をきっかけに表面に見えるようになったステキなことを
出来る限りしっかりと捉えられる、気づき、きちんと受け止めたいと
思っていたワタシですが、2年経った今、今度はそれ以上の哀しみに目を向け、
心を砕きたいと思えるようになりました。これもワタシの中での3.11と
向き合うステップなのかなと思います。こうして、気持ちをつなげてゆきたい。

この日、改めて東日本大震災で犠牲となられた方々のご冥福と、
被害を受けられた方々の復幸を心より祈念いたします。




 関 連 記 事 

・「SOS!500人を救え!-3・11石巻市立病院の5日間-」

・3.11によせて (2012年3月11日に)

・「PRAY FOR JAPAN - 3.11 世界中が祈りはじめた日」




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2013.02.22 Friday 23:31

「SOS!500人を救え!-3・11石巻市立病院の5日間-」

「SOS!500人を救え!-3・11石巻市立病院の5日間-」

発行:三一書房
価格:¥1,575(税込)

2011年3月11日、患者、非難してきた人、スタッフを抱え
孤立してしまった石巻市立病院が、救出されるまでの5日間を
どう乗り切ったか、そして、どう救出されたかを描いた本、
SOS!500人を救え!-3・11石巻市立病院の5日間-」を読みました。
著者は元石巻市立病院の内科部長・病院長補佐の森安章人さんですが、
フラガール 3.11 -つながる絆-」を書いた清水一利さんが編集されています。

屋上に「SOS」の文字を作り、救助を呼びかけていた建物。
報道で目にしたその風景が石巻市立病院であったか定かではありません。
石巻市の学校でもそういった発信があったといいますから、
あのとき、いたるところでこういった救助が求められていたのだと思います。
本書に描かれている石巻市立病院もそのひとつ。
平常時でも「命」を扱い、通常以上に電源や水が必要とされている場所です。

助けるため、助かるために

本書は、良い意味で、淡々と出来事が記されています。
「フラガール 3.11」で受けた印象と同様に、事実のみが時系列で書かれてあり、
無駄にドラマティックな感動仕立ての演出はされていませんでした。
当初、「ちょっと読んでみようかな」と深夜にページをめくってみたが最後、
映像に見入るように、ワタシは2時間弱で読破しました。

読みやすい

病院が舞台ですが、理解しやすく読みやすいです。

ワタシは「孤立」と聞いて、周囲がすべて阻まれてしまい、
建物から外に出ることが出来ないような状態を想像していました。
でも、この石巻市立病院では、途中、職員が胸まで水につかりながら
市役所に行ったり、市役所職員が持てるだけの水や炊き出しのご飯を持って
病院を訪れているのです。何度も救助要請のために外部に足も運んでいました。
日が経ち、水がひくと、元気なひとは、外に出ることも出来ます。
実際、震災の日の午前中に入院した少女とその付き添いの家族は
5日のうちに回復し、病院を家族で去ってゆきました。

では、なぜ、みんなが病院を去らなかったのか。
それは、おそらく自力で「去ることが出来ない」患者さんがいたからです。
自らの命や体力の限界との狭間にいてなお、自分だけが助かろうとしなかった、
病院を患者を捨てなかった、その気持ちってすごいと思う。
誰でも、自分に余裕があれば、人に優しく出来るもの。
同じ行為でも、自分に余裕がないときのそれは全く違うと思うのです。
そして、その想いや信念があったからこそ、多くの命が助かったのだなと。

多くのエピソードの中に出てくるように、本書にも様々な「仕組み」や
「決まりごと」によって、救助の道が阻まれようとします。
本件の救助に大きく貢献した専門的な医療チームDMATの活動も
一筋縄ではいきませんでした。その中にも同じように強い想いを
持ったひとがいたこと。災害救助の課題を提起すると共に、
どんなところでも、結局、人を救うのは人であると痛感します。

ワタシはずっと、ワタシが経験した阪神・淡路大震災と向き合ってきました。
震災の日やそれにまつわる事実を知ることは大切だと思い、
このような本を読んだり、ドキュメンタリー番組を見たりしています。
震災の話というと、哀しいエピソードがクローズアップされることが
多いように感じるのですが、その中には、それと同じかそれ以上に
こうして生き抜いた人たち、命を守るパワーや想いがあるのだと
この本を通じて、改めて感じました。本書は感動的な物語仕立てでは
ありませんが、「事実を知る」ことが出来る大切な本です。

3.11を目前にし、3/10深夜日本テレビ系の「NNNドキュメント13」でも
同話題を取り上げられた番組「命の砦・・・震災医療 -石巻市立病院の教訓-」
が放送されるということ。こちらも合わせて見てみようと思います。

楽天ブックスで購入→【送料無料】SOS!500人を救え! [ 森安章人 ]
Amazonで購入→「SOS!500人を救え!-3・11石巻市立病院の5日間-」


 関 連 記 事 

・スパリゾートハワイアンズで起こったこと「フラガール 3.11 -つながる絆-」

・「PRAY FOR JAPAN - 3.11 世界中が祈りはじめた日」

・物語が地方を元気にする 有川浩 「県庁おもてなし課」




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