不要なジュエリーをフルオーダーネームネックレスにリフォーム
ゴールドの価格が高騰、不要なゴールドがあれば売れるという話を聞いても
ワタシが持っているのは、金塊やゴールドバーではなく、アクセサリーなので
そこに付いている石はどうなるのだろうとずっと思っていました。
貴金属買取業者さんに持ち込んだら外して返してくれるとも思えず。
そこで、この不要なジュエリーを活かして別のものにはならないかしら?と
以前、お世話になったSherry RuneのMinamiさんに相談してみました。
Minamiさんは、預けたジュエリーの地金を溶かして、ジュエリーを作ると
不純物が混ざってしまったりしてクオリティーが下がるため
石などを外した地金のみを買取業者さんに売って、そのお金を元手に
新しいジュエリーを作ってくださるそう。外した石は新しいジュエリーに
使えるほか、もちろん、余ったものは返していただけます。
ワタシはもう使わないダイヤ入りの馬蹄デザインのK18リング、
福袋か何かに入っていたルビーのひとつ石のK18リング、
激安で買ったと記憶しているK9のツイストリング、
片耳を無くしてしまった地金がK18の一粒パールイヤリング、
使用感が目立つピンクサファイア入りのプラチナ太リング、
ブルートパーズのプラチナピアス、ゆがんでしまったブルーダイヤの
ひとつ石のプラチナ細リングの7点をお願いしました。
片耳だけのイヤリングはどうしようもないし、太リングは磨き直しを
お願いしてもお金がかかるしなと思っていたもの。
ピアスも今はピアスホールが無いので使えないんだよね。
ほとんどはあげたり、処分していたのですが、コレは石が気に入っていたのと
プラチナでそこそこの値段だったので、ずーっと手元においてありました。
細リングも石がすごくお気に入りなんだけれど、最初からこんなデザインか?と
思うほど、リングがゆがんで波打っています。コレ、本当は真っ直ぐだったの。
K9は売れるかどうか判らないということでしたが、コレでも売れました。
これらの地金を売却した合計金額はなんと、49,572円。
そこから、ストーン取り外し工賃を2,550円ほど差し引いていただきました。
工賃はモノによって違いますが、ひとつ100〜300円程度です。
馬蹄リングには18粒のダイヤが付いていたので、それでも有り難い話。
それらの石を利用していただき、全くオリジナルのネームネックレスを
作っていただきました。元々、ネームジュエリーが好きだからいくつか
持っているけれど、難点はワタシの名前の場合はローマ字表記すると
「i」が多いから寂しい印象になってしまうこと。
あと、他には無いオリジナリティーのあるものが欲しかったのです。
いろんなリクエストをし、打ち合わせを重ねて作っていただいた原型がコレ。
馬蹄リングのダイヤ1石と細リングのブルーダイヤを「i」の部分に、
最後にはピアスとイヤリングのブルートパーズとパールを使ってもらっています。
また、ベビーリングをぶらさげたかったので、そこにリングのルビーを。
ネームネックレスにベビーリングが入っているデザインが欲しかったの。
出来上がったネームネックレスは、存在感たっぷりですごくステキです。
ルビーのベビーリングがアクセントになっていて、やっぱり付けてもらって
良かったと実感。たぶん、こんなゴテゴテのネームネックレス、他には無いよね?
このゴテゴテのひとつひとつがワタシのこだわりです(笑)
素材はK18ホワイトゴールド(ロジウムコーティング)でお願いしました。
ボックスは、ワタシが「入れ物好き」ということを覚えていてくださって、
とても可愛いブック型のボックスを選んでくださったの。
今回は「使いやすいように」と留め具やチェーンにもこだわってもらっています。
どうせフルオーダーでお願いするなら、他のネックレスで感じていた
「こうだったら良いのにな」と全て解決したかったの。
結果的に留めやすい留め具のネックレスは出番が多くなるので、留め具は一般的な
引き輪タイプではなく、バーを押して入れるイージーフックというもの。
コレ、ネイルをしている爪先でもすごく使いやすいです。
留められなくてイライラするとかいうのが本当に無い。
洋服の襟ぐりにも合わせられるように、チェーンの長さやアジャスターも
手持ちのネックレスを計りながら、オーダーしました。
実際に付けてみるとこんな感じです。
ボリュームがあって、デザイン、サイズ感共にワタシの思い通り。
今回、手放したジュエリーのお気に入りだった石がギュッとひとつのネックレスに
詰め込み、こうして生まれ変わりました。元々は、ひとつひとつにも思い出が
あったわけだから、嬉しいリニューアル。これでまた、身に着けられます。
このネックレスのオーダーにあたって、「永く愛用できるものを」ということに
心を尽くし、ワタシの細かいリクエストにも応えてくださったminamiさん。
最後には、目の前で細かい調整の作業をしていただくことになったのですが、
その作業の中にも、ペンチで留めた部分をルーペで確認するなど、
細部に渡る配慮を感じました。こうしたことの積み重ねで作られたネックレスは
きっといつまでも使えるはず。何より使いやすいので、既に頻繁に着けています。
今回のフルオーダーネームネックレスの総額は45,000円程度。
不要なジュエリーを手放して、2,000円のおつりと余ったピンクサファイアと
ダイヤのおまけが返ってきました。友だちに話したら、「いい活用法だね!」と
言ってもらったよ。ワタシが関西時代に主に使っていたアクセサリーたち。
そこにはやっぱり思い出もあるわけですが、こうした形で整理しちゃった。
手元に不要なジュエリーがあるなら、こういったリフォームもオススメです。
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