人生で最高のカツオのたたきを食べた 中土佐町久礼「田中鮮魚店」 | WOMANIA
2014.05.10 Saturday 23:58

人生で最高のカツオのたたきを食べた 中土佐町久礼「田中鮮魚店」

鰹のたたき

取材で訪れた、高知県の中土佐町久礼。
ここは、土佐の一本釣りかつおの町です。
その中心にある大正町市場の中の田中鮮魚店。
田中鮮魚店は、ど久礼もん企業組合の運営メンバーのひとりです。
大正町市場と周辺の活性化を目的として、地元の4人の店主が
中心となり運営しているど久礼もん企業組合。

大正町市場

大正町市場の起源は明治時代の中ごろだそう。
漁師のおかみさんたちが、夫や息子のとってきた魚などを売り出す
ようになったのがきっかけということです。
明治なのに、なぜ、「大正」町市場なのか。
それは大正4年に見舞われた大火の際、大正天皇から復興費が届けられ、
それに町民が感激したから。これまでの町名を「大正町」と改めました。

その日の朝、水揚げされたばかりの新鮮な魚を並べるということから、
比較的朝が遅い大正町市場。お昼ごろが一番賑わうということです。
早起きしなくてOK!昼食を兼ねて訪れることが出来るところも魅力的。

田中鮮魚店は、大正町市場の奥の方にあります。

田中鮮魚店

ここ、斬新な経営技術などを取り入れている小売店を表彰する
「優良経営食料品小売店等全国コンクール」で2013年度の最高位、
農林水産大臣賞を受賞したのだとか。「一本釣りカツオに付加価値を付け、
地域の活性化にも寄与している」ところが評価されたそう。
2013年度の全国最高位のお店がこんなところにあったとは!

店頭には、刺身用のカツオや、わら焼きカツオのたたきの冊が並びます。
うつぼのたたきも並んでいました。高知はうつぼも食べるんだよね。

安くない?

お値段的にもずいぶんお手頃で驚いてしまいます。
「コレ、買って持って帰りたい!」と思わず、言ってしまったワタシ。
飛行機だけれど、さすがに、超ナマモノをぶらさげるわけにはいきません。
ど久礼もんの公式通販では、田中鮮魚店のカツオのたたきも取り寄せる
ことが出来ます。ワタシも父の日にオーダーする予定。

この日は、カツオのたたきを作るところも見せていただきました。
もちろん、わら焼きです。
焼いてくださったのは、店主の田中さん。

田中さんが焼いてくれました

人生初のカツオのたたき実演にコーフン気味のワタシ。
わらを使うのは、よく燃え、炎で一気に炙りあげることが出来るからだとか。
中まで火が通っていては、カツオのたたきではありません。

新鮮なカツオには、焼く直前に塩をふります。

塩をふる

そうして、長い柄のついた網の上へ。

今から焼く

いよいよ焼きます!

わら焼きなう

ごうごうと燃え上がる炎の中のカツオ。
あたり一面に、わらが焼ける香りと、灰が舞います。
熱もスゴイ。これでこそ、美味しいカツオのたたきが出来るのね。

焼けた!

途中、一度、火から外して、裏返し、反対側を焼きます。
焼いている時間は、ものの数分。あっという間にカツオのたたきが出来ました。

実は、田中鮮魚店の向かいには、漁師小屋というスペースがありまして。
そこは、ごはんと味噌汁のみがメニューのお店です。
ごはん・味噌汁セット250円!

食べるスペース

そう、おかずとなる魚は、向かいの田中鮮魚店で買うというわけ。
先ほどワタシが「買って帰りたい!」と願った、魚たちを購入すると
向かいの漁師小屋で食べられるようにしてくれます。

ワタシはここで、先ほど焼いたばかりのカツオのたたきを出していただきました。
昼食を食べたばかりでお腹がいっぱいだったにも関わらず、
焼きだちのカツオのたたきの魅力には抗えず。。。(笑)
ご好意に甘えてしまいました。だって、食べたかったんだもん。

焼き立てです

まだほんのりと温かい、カツオのたたきに出会える機会は貴重です。
焼きたての温かいうちは塩で、冷めてきたらタレで食べたらいいよと
田中店主自ら説明してくださり、いざ、実食。

塩で食べるたたきは「塩たたき」とも呼ぶそう。
前日、夕食を食べたホテルの和食料理のお店のお姉さんに
「高知に来たら、これだけは食べるべきなものって何ですか?」と
聞いたときも、「出来れば、塩たたきを食べて欲しいです」と
言っていました。土佐久礼を訪れる車中、facebookのコメントでも
グルメな友人に「塩たたき」のことを聞いたばかり。
それがまさに今、目の前にあります!

塩たたき

ネギと一緒に塩で食べてみると、不思議なことに生レバーにも似た味。
わらの香りとカツオの脂が、ゴマ油のような風味を出しているもよう。
たしかにカツオなのだけれど、魚の臭みはなく、しっとりと美味しいです。
なんだ、コレ!!!

ワタシが訪れた4月後半のかつおは、「のぼりかつお」と呼ばれ、
身がしまっていてあっさりめということ。これが、初かつおです。
秋のかつおは「戻りかつお」と呼ばれ、脂がのっているそう。
秋のかつおも食べてみたい!と思いました。
今、土佐久礼では、かつおが順調に水揚げされているそうです。

そして、5月18日(日)には、久礼八幡宮前(ふるさと海岸)で
「かつお祭」も開催される予定。2トンから3トンのかつおを
18,000人で飲み食いつくすイベントだそうな。
ど久礼もんのfacebookで紹介されていました。いきたーい!

中土佐町久礼で食べた、カツオのたたきは人生で一番美味しかったもの。
父がカツオのたたき好きだったので、子供のころから親しんできましたが、
これまで食べたものとは全然、違っていました。父にも食べさせてあげたいな。
「高知で美味しいカツオのたたきが食べたい!」と思うなら、
中土佐町久礼がオススメ。高知駅から特急で1時間ほどで行けます。

お取り寄せはこちら→ど久礼もん公式オンラインショップ


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