大門の隠れ家的「焼鳥 ふくなが」で焼き鳥のタレの常識を覆された
ダイエットをはじめてから、焼き鳥は「タレ」より「塩」。
当たり前ですが、タレには砂糖やみりんが使われていることが多いので、
塩に比べて糖質量が高くなる傾向があるわけです。
元々、タレ派だったワタシは最初、寂しかったけれど、塩を選ぶようになったら
意外とイケる!何でも「お決まり」ばっかりじゃモッタイナイですね(笑)
そんなワタシが先日行ったのは、グルメな友人オススメの焼鳥 ふくなが。
この日は、新しく考案した「タレコース」を出してくださるという。
タレ派には嬉しいけれど、「タレづくしで大丈夫か?」と一抹の不安がよぎります。
でも、それは、これまでの「タレ」の常識を覆される驚きの内容だったのでした。
「国産」にこだわるという、ふくなが。
みんながワインや日本酒をお供にする中、一人お茶を飲んでいたわけですが、
その烏龍茶や緑茶もペットボトルではなく、国産茶葉で入れているそうです。
耐熱グラスにティーバッグが入ったまま出してくださるので、お好みの濃さで。
お通し的に出てきたのは「季節の角切り野菜 味噌バーニャ」。
角切りにした野菜に味噌や酒粕を使用したバーニャカウダソースがかかっています。
スプーンで食べるバーニャカウダが新鮮。さっぱりといただけるスターターでした。
さらに「ゴマハツのサラダ」と「白レバーの紹興酒漬け」。
「ゴマハツのサラダ」には、刺身用のハツを使っているのだそう。
刺身醤油、ゴマが入ったタレで和えたサラダ仕立てです。
さっと炙ったようなレアな仕上がりが、ハツ好きにはたまらない!!!
こんな風にハツを出してくれるお店って珍しいかも。
「白レバーの紹興酒漬け」は、かなり紹興酒が効いていました。
食感や風味は、とても好みなのですが、やっぱり下戸にはちょっと強め。。。
沖縄の豆腐ように近い感覚で、チビチビいただくオトナのおつまみだと思います。
続いては、「おっぱい」と呼ばれる胸肉のレア焼き。
醤油麹とわさびと共に海苔で巻いていただきます。磯辺風。
どっしりとブロックカットされた胸肉は食べ応えがあります。
焼き加減も絶妙で、美味しい鶏胸肉のありがたみを実感。。。
ダイエット的にも嬉しいメニューだな、こればっかり食べていたいなと思うほどです。
王道の手羽は「酢ライム」と名づけた酢とライムを使ったタレで仕上げたのだとか。
特に、かの「スライム」っぽい、とろみやどろっとしたものはありません(笑)
見た目は、手羽の塩焼きなのですが、酢とライムのおかげで、
脂ののった手羽をさっぱりいただけます。鶏の旨みもより引き出されるという。
塩では物足りない、でもタレは濃い、そんな微妙な気持ちを満たしてくれました。
ここでようやく、ワタシたちが知っている「タレ」が「つくね」で出てきます。
肉汁を閉じ込めるよう、じっくり低温で焼き上げたというつくねは、
きちんと肉の触感と味が感じられました。シンプルだけれど、美味しかったです。
ここで、ちょっと箸休め的に「おぼろ豆腐の揚げ出し豆腐」。
ふくながでは、愛知県で大豆栽培から行っている豆道楽の豆腐を使っているそう。
この日は、揚げ出し豆腐をいただきましたが、糖度13.5度の生豆腐なども
味わえるようです。糖質制限のとき豆腐にお世話になったワタシとしては気になる!
揚げ出し豆腐にかかっている出汁は、焼き鳥屋さんらしく鶏出汁。
揚げないで出汁豆腐にしても良いのでは?と思う組み合わせでした。
再び焼き鳥に戻って「ハラミ シェリービネガー ガリ添え」。
塩焼きにしたハラミにシェリービネガーを塗ってあるそうです。
旨みが濃く、油分が多いハラミもシェリービネガーで、しつこさを感じさせません。
鶏肉の美味しさを実感できる一皿でした。
「皮もも」も香味野菜ポン酢で。
塩焼きにネギや生姜を浸したポン酢ダレがかかっています。
皮ももと言っても皮の割合が少なめで、パリッと焼き上げてある感じです。
これなら、皮のぐにゅぐにゅした食感がニガテというひとでも食べられるのでは?
焼き鳥の最後は「ねぎま 特製白味噌ダレ」です。
白味噌をベースにしたタレは、これまでで一番濃い味付け。
味噌漬けや西京漬けが好きなワタシ好みです。
これは、ありそうでなかったスタイルかも?第三のタレと呼びたいです。
シメは焼きおにぎりにキンカンをのせ、鶏出汁をかけた出汁茶漬け。
他のひとは紹興酒漬けのキンカンでしたが、ノンアルのワタシはプレーンに
してくださいました。焼きおにぎり、出汁茶漬け、玉子かけごはんの3つの
良いところをとったような欲張りメニューで、満足度が高かったです。
串から外した「ねぎま」をのせれば、白味噌ダレが出汁に溶け、
味変えも出来るのでオススメ。
この「タレコース」、ほとんどワタシたちが思っていた「タレ」が出てきません。
「タレ」って、醤油、砂糖、みりんをベースにしたものだけじゃなかったんだ!
世の中には、他にもいろんなタレがあるけれど、焼き鳥のタレといえば
アレだと思っていたよね?そんな固定概念を覆されたような気がします。
もっといろんなタレがあっていいよね?
ダイエットを気にしていたって食べられるタレがあるんじゃないの?
焼鳥 ふくながが考えた「タレコース」は、それを教えてくれました。新発見!
焼鳥 ふくなが (焼き鳥 / 大門駅、浜松町駅、芝公園駅)
住所:東京都港区芝大門2-1-1 第2境野ビル1F B区画
電話:03-6809-2338
定休日:不定休
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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