ココロの栄養(本や映画など) | WOMANIA
2015.11.30 Monday 18:19

スキャンダラスな10年を描く 映画「SAINT LAURENT/サンローラン」

映画「サンローラン」

2015年12月4日から公開される映画「SAINT LAURENT/サンローラン」の
試写会に行ってきました。本作は、言わずと知れた「モードの帝王」、
イヴ・サンローランが最も輝き、最も堕落したと言われる10年間を
描いた物語です。それは、1967年〜77年のころ。
サンローラン30歳〜40歳の話です。

サンローランの人生は、これまでに3回映画化されていて。
ワタシは、2011年に日本で公開されたドキュメンタリー映画
「イヴ・サンローラン」も観に行ったことがあります。
その内容は、長きにわたって公私ともに彼を支えてきたパートナー
ピエール・ベルジェによる回想仕立てで、二人で収集してきた美術品を
通して、彼を語るというものでした。ワタシが印象に残っているのは、
サンローランがゲイであったこと、相当な美術コレクターであったこと、
そして、アンディ・ウォーホールなどの芸術家とも交流があったこと。

その人となりは、コスメブランド イヴ・サンローランなどを通じて
彼を知ったつもりになっていたワタシにとってはセンセーショナルでした。

映画「サンローラン」試写会

今回の作品は、ドキュメンタリーではありません。
にも関わらず、鮮やかに甦ったサンローランと1970年代のファッション界には
現実世界以上のリアルを感じるばかり。その時代を肌で感じたことが無い
ワタシにとっては、「どこまでが本物なのか?」が判らないほどでした。
ギャスパー・ウリエル演じるサンローランも当時の写真と見比べる限りでは
本人に似ています。ファッションディテール、時代考証も良くできていて、
それはまるで、当時の世界を撮ったかのよう。
カメラワークや画面構成も面白く、ファッショナブルです。

そして肝心のその内容は。
ドキュメンタリー映画以上にセンセーショナルです。
「ここまで描いちゃっていいの?」というくらい。
ゲイや背徳、エロティシズムに嫌悪感を抱いてしまうひとには
オススメしないけれど、それらも含めて当時のファッション界、
アート界に興味があるひとは、興味深く観れるのではないかと思います。

イヴ・サンローランが後世に残したものはあまりにも大きく。
1966年にサンローランが発表した、女性用のタキシード「スモーキング」は
現代、ワタシたちが着ているパンツスーツの原点とも呼べるものです。
それは、イヴ・サンローラン・ボーテの2011年ホリデールックの
テーマとしても取り上げられていました。映画の中にもスモーキングや
一世を風靡したというモンドリアンドレスが出てきます。



映画に描かれていたサンローランの10年は、ドラッグ、愛憎、背徳に
まみれていて、同性愛が彼の中心にあるはずなのに、彼は女性に優しい。
うわべの接し方だけではなく、女性がどうしたら美しく見えるか、輝くか、
コンプレックスが解消されるかまでに触れる優しさ。
友人に女性も多いし、恋愛関係には発展しないけれど、大切にしているのです。
カトリーヌ・ドヌーヴとは生涯親友だったと言うしね。
ふと彼は女性になりたかったのかしら?と思ったりします。

サンローランはこんな言葉も残していて。

「私は、女性を映し出す魔法のようなカラー、ゴールドが好きだ。
そして、それは太陽の色。」 Yves Saint Laurent


だからこそ、イヴ・サンローラン・ボーテのコンパクトなどには
ゴールドが多く使われているという。(あんなに指紋がつくのに!)
きっと、女性に対して憧れにも近い感情を抱いていたのではないかな。

今で考えたら、猛烈なスキャンダルの数々にも関わらず、
その行動よりも功績が有名であるということは。
それだけ、サンローランの才能がすごかったということ。
だからこそ、彼は自分という怪物と戦い、過去の自分を超え続けることに
疲れ果て、蝕まれ、病んでゆく。。。天才ゆえの苦しみだったのかもしれません。
こんな人が現実にいたんだなぁと考えたら、その存在こそが稀有に思えてきた。

よくある話だと、酒、タバコ、ドラッグ、性愛に溺れ、精神を病んだ天才は、
人々の記憶に強烈な印象を残して、短い人生を終えてしまうものだけれど。
サンローランはこの後、映画に描かれていた年齢の倍近い71歳まで生きます。
サンローランが亡くなったのは、2008年。ワタシたちの記憶にも新しい時代です。
この映画の中の時代は、たしかに「今」に繋がっている。

2015年12月4日公開!映画「サンローラン」試写会

サンローラン、ディオール、ジバンシィ、シャネル。。。
今、そのメゾンに触れることは少なくなったとしても。
コスメとして、それらのブランドはワタシたちの身近にあります。
ワタシの手の中にある、ゴールドのコンパクトがこの映画の中と
繋がっていると思ったら、すごく不思議で特別な気持ちになりました。

銀座松屋の入り口で発見

試写会の翌日、銀座松屋の1階では、こんな看板を発見。
銀座松屋の1階にはイヴ・サンローラン・ボーテが、
2階にはブティックが入っているものネ。

映画 「SAINT LAURENT/サンローラン」


 関 連 記 事 

・2012年1月13日発売 YSL スプリング ルック "CANDY FACE"

・2011年10月28日発売 イヴ・サンローラン ホリデールック2011

・水と色彩の魅惑的な融合 YSL ウェット&ドライ アイシャドウ




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2015.10.04 Sunday 10:46

行きたくなる日本の水族館63選 「決定版 日本水族館紀行」

決定版 日本水族館紀行

発行:翼の王国books
価格:¥2,800(税抜)

あれよあれよという間にアクアリストになってしまった友人のChikorinさん
そのChikorinさんがブログで紹介していた「決定版 日本水族館紀行」が
面白そうだったので、買ってみました。実は、ワタシ、水族館が好き。
子供の頃から考えると、ずいぶんと日本の水族館には行っています。
いつか、日本の水族館を制覇したいなというのが、子供のときの夢でした。

今でも漠然と機会があれば。。。と思っている節があるので、
この「決定版 日本水族館紀行」は、そんな指針にもなるのではないかと購入。

「決定版 日本水族館紀行」は、ANAグループ機内誌「翼の王国」に
2007年4月号から2012年5月号までの約6年間と2013年8月号に
連載されていた「日本水族館紀行-竜宮城伝説を訪ねて」の記事に
東京、北海道、青森での追加取材分を加えて、まとめたものです。
全63館の水族館を掲載。

編集構成も少し変わっていて、北から順番に。。。というよりは、
「日本海沿岸の水族館」「都市型の水族館」「淡水系の水族館」など
それぞれの特徴ごとに八章に渡って、まとめられていました。

ワタシが行ったことがある水族館は載っているかな?と、
ページをめくり、探すだけでもワクワクしちゃう。

すみだ水族館

都市型の水族館には、すみだ水族館も掲載!
ちなみに、ワタシ、最近、すみだ水族館の年間パスポートを買いました。
この本を買う前の話だったのだけれどネ。

須磨水族園

そして、ワタシが子供のころからお世話になっている須磨水族園も!
ココは、須磨水族館だったころから数えると、ワタシが人生ではじめて
訪れたマイファースト水族館であり、一番リピートした水族館です。
本当に数え切れないくらい行きました。
好き過ぎて、高校の全校イベントをココで仕込んだ経験もあります。

ついついその施設名と写真にばかり目がいきがちですが、
その文章もなかなかに魅力的。読み応えがしっかりあります。
このあたりは、さすが機内誌といったところ。
ワタシは飛行機に載っても、機内誌をじっくり読む派です。

短歌が書いてある!

しかも、「単なる紹介」ではなく、オリジナリティのある読ませる文章。
なぜだか最後には、各施設ごとに短歌的なものが書かれていたりします。

その土地のことも書いてある!

犬吠埼マリンパークのページには、「なぜ、犬吠埼と呼ばれているか?」
という由来や灯台の近くで見かけた犬のことまで書いてありました(笑)

ということで、気になってこの本を片手に犬吠埼マリンパークまで。

犬吠埼マリンパークまで

公式サイトの手作り感にビックリし、到着したら建物の老朽化にびびったけれど、
「こんな水族館も選んで、取材しているんだなぁ」と思って見たら、
改めて、この本の奥の深さを実感しました。たぶん、「有名だから」とか
「話題性があるから」とか、そんな基準では選んでいないような気がします。
だったら、犬吠埼マリンパークは選ばれていないはず(笑)
犬吠埼マリンパークは取材当時、飼育員が4名の小規模水族館だそうです。

「決定版 日本水族館紀行」は、前ページ、フルカラーで写真も文章もたっぷり、
施設を丁寧に取材して、紹介した本だと思います。

ワタシが行ったことのある水族館は全63館のうち、
犬吠埼マリンパークを加えて14館になりました。

・城崎マリンワールド(旧:日和山遊園のとき)
・すみだ水族館
・海遊館
・エプソン品川アクアスタジアム
・サンシャイン水族館
・鴨川シーワールド
・ふくしま海洋科学館 アクアマリンふくしま
・鳥羽水族館
・太地町立くじらの博物館
・葛西臨海水族園
・横浜・八景島シーパラダイス
・神戸市立須磨水族園
・沖縄美ら海水族館
・犬吠埼マリンパーク


子供のころに行っただけのところもあるので、また改めて訪れたいな。
日本には、まだまだ知らない水族館があることを実感。
子供のころの夢を叶えたくなりました。

Amazonで購入→決定版 日本水族館紀行 (翼の王国books)
楽天ブックスで購入→日本水族館紀行 [ 島泰三 ]


 関 連 記 事 

・リアルことりっぷ!「ことりっぷいわき」出版記念ツアーでいわき市へ




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2015.09.21 Monday 10:10

心が動く ダンボー写真展で出会った「365 Days of Danboard」

365 Days of Danboard

9月23日までソラマチで開催されている「ダンボー写真展」に行ってきました。
ダンボーとは、漫画「よつばと!」に登場する段ボール製の着ぐるみ。
そのシンプルでふざけた出で立ちが愛らしく、「よつばと!」を脱し、
ひとつのキャラクターとして有名になってきました。
ワタシも数年前、幼馴染から「リボルテックダンボーが欲しいねん」と
いきなり告白されて、知ったし(笑)ちなみに「リボルテックダンボー」は
海洋堂から発売された、ダンボーのフィギュアのことです。
要は、幼馴染は、当時、それを買うか買わないかで迷っていたという。

ダンボー写真展

「ダンボー写真展」では、そんなダンボーのフィギュアを使い、
アメリカの写真家アリエル・ナデルが撮影した写真を見ることが出来ます。
ソラマチ5階のスペース634で開催されていました。

等身大ダンボー!

入場無料だし、ワタシも幼馴染をきっかけにダンボーが好きだし、
観てみようかな?くらいの気持ちで行ったら、これがビックリ☆
めちゃめちゃ良いでないの!
被写体がフィギュアであることを忘れさせるような叙情的な作品です。
最初の数枚で、ほっこり、そこから先は命を吹き込まれたダンボーに
くすりとしたり、なんだか、切なくなってきたり。。。
嗚呼、これが「こころが、うごきだす。」ということかと思いました。

ダンボーでカンドー

正直、ダンボーにここまで感動すると思わなかった(笑)

この写真家さん、とにかく写真が優しくて、丁寧です。
ダンボーのことが大好きで、ダンボーに命を吹き込んでいるのが伝わってきます。
テクニックだけでなくセンスもピカイチだなと思っていたら。。。

ティーンエイジャーの作品です

なんと!撮影当時は、ティーンエイジャーの女の子だという!
日本発の「ダンボー」の写真をアメリカ人の写真家が撮っているだけでも
驚きなのに、さらに、10代の女の子がこれだけの作品を作っていたなんて。
ますます、その作品たちが愛おしく思え、会場で写真集を買ってきました。

写真集を買ってきました

「ダンボー写真展」では、写真集に収録されなかったカットも含め
約340点以上が展示されています。そのほか、ダンボーの劇場用ショートフィルム
「Le Danboard」の上映や、歴代の企業コラボダンボーの展示、
コミックス試し読みコーナーなども。ショートフィルムもステキでした。
23日で終わってしまうけれど、ソラマチに行く機会があるなら、ぜひ!

そして、写真展に行けないひとは写真集「365 Days of Danboard」を。
帰宅後、相棒に写真集を見せたら、予想外に夢中になっていました。
そこには、ダンボーをよく知らないひとも魅了する世界があると思います。
ふんわり優しい気持ちにしてくれる写真たち。

ダンボーグッズも買ってきました

こちらは、併設の公式ショップ「よつばとダンボーストア」で買ってきたグッズ。
ワタシの中でダンボー熱再燃です。

Amazonでの購入はこちら→365 Days of Danboard
楽天ブックスでの購入はこちら→365 Days of Danboard [ アリエル・ナデル ]

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2015.04.05 Sunday 20:02

本物を聴く!新垣隆&磯絵里子CDアルバム「ロンド」発売記念コンサート

新垣隆&磯絵里子デュオ・コンサート

2015年3月30日東京文化会館小ホールで行われた、あの新垣隆さんと
バイオリニスト磯絵里子さんのデュオ・コンサートに行ってきました。
今回の公演は、3月11日に発売されたCDアルバム「ロンド」の
発売記念コンサートということ。「ロンド」はバイオリン名曲集です。

久しぶりのクラシックコンサート。
しかも、奏者のひとりは、あの新垣隆さん。
何が行われるのだろう、どんな曲を聴かせてくれるのだろうと、
様々な意味で、ワクワクしながら会場を訪れました。

今回のデュオ・コンサートでは、「ロンド」の収録曲中心の構成。
「ロンド」には、誰もが一度は耳にしたことがあるような名曲のほか、
新垣さんの作曲による「ロンド」「哀しい鳥」も収録されています。

<プログラム>
・モンティ:チャルダーシュ
・ドヴォルザーク(クライスラー編):わが母の教え給いし歌
・ドビュッシー(ハイフェッツ編):ゴリウォーグのケークウォーク
・ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
―休憩―
・新垣隆:この日のために桜をテーマにした即興曲 ※プログラム未掲載
・新垣隆:ロンド
・ディニク:ひばり
・サン=サーンス(ハイフェッツ編):白鳥
・ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
・新垣隆:哀しい鳥
・マスネ:タイスの瞑想曲
・サラサーテ:カルメン幻想曲
アンコール
・ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
・クライスラー:愛の喜び


全15曲、約2時間のコンサートでした。

全15曲

冒頭一曲目から、ワタシの好きな「チャルダーシュ」!!!
「チャルダーシュ(チャルダッシュ)」は、浅田真央ちゃんを思い出すよね。
強いリズム性とセンチメンタルなメロディー、民族舞踊的なノスタルジーを
併せ持つ音楽が大好きなワタシにとって、このお二人の「チャルダーシュ」は
少し衝撃的でした。耳慣れた旋律のはずなのに、想像より優しく響く。。。
あの狂おしいほど、情熱的で扇情的な表現はどこにいったの?
磯さんのバイオリンには、苦しさが感じられない?
(もちろん、技巧的には充分に「しんどい」曲ですけれど)
新垣さんのピアノも、それにそっと寄り添うかのよう。
「こんなチャルダーシュがあるんだ!」と、改めて音の表現力を実感しました。
同じ曲を誰が演奏したとしても同じではない、それが演奏表現ということ。

それは、「ツィゴイネルワイゼン」や「カルメン幻想曲」でも感じられました。
ワタシ、サラサーテも好きだから。
有名な曲だからこそ、感じるジブンの中にある音の記憶との違い。
これが、クラシックコンサートの面白さでもあると思います。
ポップスやロックなどは、カバーじゃない限り「その人たちの楽曲」だもの。
クラシックは「難しそう」「眠くなりそう」と思うひとは、
「知っている曲」が多いCDやコンサートを選ぶと良いかもしれません。

CDアルバム「ロンド」

そういう意味でも、このCDアルバム「ロンド」はオススメです。
聴けば、「あ!コレ、知ってる!」と思う曲が多いはず。
「ロンド」は、会場のロビーでも販売されていました。

サイン会あります!

ロビーでは、公演後にお二人によるサイン会が!
会場でCDを購入すると、このサイン会に参加できるシステム。
お二人とも公演後でお疲れのはずなのに、とても丁寧に対応されていました。

公演後のお二人

終了後に撮らせていただいたお写真。

新垣さんと磯さんは、学生時代の頃からのお付き合いだということ。
その昔にも、新垣さんと磯さんは、この東京文化会館で同じように
コンサートをされたことがあるのだそうです。
そんなお二人は、演奏部分の息もピッタリ。
姐肌な磯さんが、全体をまとめ、新垣さんや会をぐいぐいと引っ張ってゆきます。
磯さんのMCは、新垣さんのゴーストライター騒動にまで、あっけらかんと触れ、
笑いにし、会場を温かい空気に変えてくれました。これが磯さん流の優しさ。
意図せぬことで話題になってしまったあと、「腫れ物に触る」ように
扱われれば扱われるほど、逆にツライことってたくさんあるよね。
だからといって、何も無かったようにするのも不自然。。。
観客はみんな、ちょっとは「何か」に興味を持っているわけだし。
新垣さんと信頼関係があり、素晴らしい音楽を一緒に届けられる磯さんだから
出来ることなんだな、と思いました。最高の再スタートだと思います。

素晴らしき音楽家

この日の演奏の中では、前日まで公演をされていたという東北にちなみ
「あまちゃん」のメロディーや、この時期に合わせた桜のメロディーを
新垣さんが即興で伴奏に織り込んでいたりもしました。
新垣さんは、朴訥とした印象の方だけれど、音には遊び心がいっぱい。
時折、譜面からも外れてしまう新垣さんの「音」は、
きっと「何の曲」「誰の曲」なんて枠にはまっていないのです。
だから、あんな騒動にもなってしまったんだと思う。
ワタシ、あのときの会見を見ていて、「このひと、たぶん、芸術のこと以外
何も考えてない、解らない、欲のない本物の芸術家だな」と思ったもの(笑)

アンコールの1曲目として演奏されたのは、ポンセの「エストレリータ」でした。
「小さな星」という意味の「エストレリータ」は、控えめな新垣さんに
ふさわしく。。。そして、なんと!この曲を作曲したポンセは著作権の申請を
していなかったというのです!あれ?誰かに通じるものがある。。。?
それでも、有名になり、今も演奏され続けるポンセの「エストレリータ」。
真の音楽というものには、「名前」なんて関係ないのかもしれませんね。

新垣さんと磯さんのコンサートは、来年1月まで全国各地で行われます。

新垣隆&磯絵里子コンサート・スケジュール(2015年2月現在)
5月22日(金)川口総合文化センターリリア音楽ホール
6月14日(日)飛騨スピリットガーデンホール
7月16日(木)愛知県立芸術劇場(コンサートホール)
7月20日(月・祝)石川県立音楽堂(コンサートホール
8月28日(金)横浜みなとみらいホール
9月8日(火)札幌コンサートホール キタラ(大ホール)
9月23日(水・祝)福知山市厚生会館
9月26日(土)山梨 コラニー文化ホール(小ホール)
10月15日(木)紀尾井ホール(新垣隆コンサート)
11月11日(水)浜離宮朝日ホール
12月4日(金)長野県民文化会館(中ホール)
2016年1月9日(土)富山県民会館(大ホール)
2016年1月16日(土)加東市やしろ国際学習塾L.O.Cホール
2016年1月17日(日)福井ハーモニーホール

チケットぴあ

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2014.05.04 Sunday 01:23

文章が伝えてくれるガイドブック せとうち文庫「瀬戸内ゴーランド」

せとうち文庫「瀬戸内ゴーランド」

瀬戸内しまのわが発行する、せとうち文庫「瀬戸内ゴーランド」を読みました。
瀬戸内しまのわとは、広島、愛媛が挟む瀬戸内海に浮かぶ島々を中心に
豊かな地域資源を発掘し、磨き上げ、新たな魅力を発信するイベントです。
春から秋にかけ季節ごとに、瀬戸内海の各地で多彩なイベントが開催されるそう。
平たく言えば、地元民、観光客問わず、みんなで盛り上げて、
「地域を元気にする」イベントだと思います。
「しまのわ」は、「島の和」であり「島の輪」。
都道府県単位ではなく、瀬戸内というロケーションを舞台にした、
広域連携も新しい試みのひとつで、それこそが「しまのわ」の魅力じゃないかな。
海の上に線が引かれているわけでなし、一緒に楽しんで盛り上げちゃおうって企画。

せとうち文庫「瀬戸内ゴーランド 瀬戸内しまのわをめぐる13の読み物」は
「瀬戸内しまのわ2014」実行委員会が発行する、無料の文庫本です。
「瀬戸内しまのわ2014」に参加する、島やまちにつながる人たちが、
思い思いに書いたり語ったりした13の読み物で構成。
本屋大賞を受賞した「村上海賊の娘」の著者 和田竜や、
直木賞受賞作家の辻村深月、D&DEPARTMENTディレクターのナガオカケンメイ、
建築家の谷尻誠など、豪華な面々の小説やエッセイ、インタビュー、旅行記が
詰め込まれていました。ひとつひとつは短くてさくっと読めちゃいます。

高知に向かう飛行機の中で

「瀬戸内ゴーランド」を、ワタシは羽田から高知へ向かう飛行機の中で読みました。
この頃、忙しい日々を過ごしていたので、ゆっくりひとやすみ読書。
高知県は直接、瀬戸内海に面していないけれど、まぁ、四国というくくりで
見たら、ご近所ですし(笑)読みながら、西モードにスイッチです。

薄めの文庫なので、フライト時間のうちに1冊まるっと読み終わりました。
たぶん、1時間弱で読めたんじゃないかな。夢中になりました。

しおりも可愛い

ちゃんと、かわいいしおりも付いている「瀬戸内ゴーランド」。
これも、観光パンフレットのひとつだと思うのですが、よく出来ています。
そういう、徹底した世界観作りって好き。
本気でとことんこだわったからこその完成度だと思います。
ディレクターさんのセンスもそれを承認する委員会もステキだなぁ。

肝心の内容はといいますと。
読みながら、なんだかじんわり胸が温かくなってきたワタシ。
内容やテーマは見事にバラバラだし、泣ける!とか、超感動!的な話はありません。

ただ、少なからず、しまなみに触れてきたワタシの中で、
それぞれの中に出てくるものと、実際の景色やモノ、コトがリンクしたという。

思い出がよみがえる

「あっ、ここ知ってる!」「そうそう!美味しかった!」「いいとこなんだよね」
そんな風に思い出を懐かしみ、愛しむことが出来る内容。
そして、知らなかった場所は、「今度はここに行きたいなぁ」と思わせてくれます。

個人的には、小説「音戸の花嫁アゲイン」がお気に入り。
ページ数も多い、「瀬戸内ゴーランド」の中では、読み応えがある作品なのですが、
「瀬戸の花嫁」のモデルだともいう、音戸の渡船も興味深く。
音戸に行ったことがないから、余計に想像が膨らみます。
ストーリー自体が本企画とリンクしていて、主人公の女性が
「瀬戸内しまのわイベントの企画募集」に参加するのもユニークでした。

コレ、全部出てきましたよ!

ワタシがサイクリングをした瀬戸田がまるっと出てきたのは嬉しかったな。
出てくる、モノや景色ひとつひとつが思い浮かびます。
本当に、瀬戸田はいいところです!

尾道や鞆も出てきましたよ

尾道や鞆も出てきました。
こうして、内容の中から、知っているものを探すのも、この本の醍醐味。

冒頭に「この本に願うこと」という編集長のコラムがあるのですが、
そこに書かれていた内容は多くのひとが感じていることではないかと思います。
実際、ワタシもそうでした。

原爆ドームと平和公園と広島焼きしか思い浮かばず、それを2、3度ずつ
経験した後は、もう寄り道するところがない。またもみぢ饅頭にトラウマがあり
牡蠣にアレルギーがある身ではお土産を買う楽しみもあまりない。


まぁ、ワタシは広島に近い兵庫県出身だから、もう少し広島のことは
知っていたし、牡蠣も大好きだから、もう少し興味は持てますが(笑)
でも、言いたいことはすごくわかる。
そもそも近いからこそ、中学の修学旅行で行っちゃったしね。

でも、そんなワタシに新しい広島の魅力を教えてくれたのは、
間違いなく瀬戸内の島々。
「そうか!ここも広島か!」「瀬戸内って良いところだなー」
「こういうのも日本のリゾートって呼んで良いんじゃない?」
そんな風に思えました。ワタシがそれまで抱いていた、世界遺産を
中心とする広島のイメージが、がらりと変わったという。
広島には、たくさんの魅力が溢れています。

見所いっぱいの写真がたくさん掲載されている観光ガイドブックも良いけれど。
「瀬戸内ゴーランド」は、文章が伝えてくれるガイドブック。
視覚的情報ではなく、文章が伝え、そこから想像を膨らませてみる
そんなガイドブックも良いんじゃない?
「読み終わったとき、瀬戸内への旅支度を始めたくなる。そんな心のガイドブック」
というのはまさしくです。「瀬戸内ゴーランド」は、関係市町、観光案内所、
図書館などへ順次配布されているそう。機会があったら、読んでみて欲しいです。

【追記】
「瀬戸内ゴーランド」の設置場所まとめを見つけました。
しまのわさんマップ&瀬戸内ゴーランド設置場所
「しまのわさんマップ」と「瀬戸内ゴーランド」の取り扱いがあるので
ご注意ください。お近くの方はぜひ!

さらに、銀座にある広島ブランドショップ「TAU」でも設置とのことです。

瀬戸内しまのわ


 関 連 記 事 

・2013年春 広島への旅 〜町並み保存地区・神楽・宮島登山・牡蠣満喫〜

・広島県観光課主催 「広島の瀬戸内海を巡る アクティブ女子旅」

・2011年春 広島への旅




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プロフィール
MIKI
「ウーマニア」は、WOMANとMANIAをたした造語です。このブログに書いていることは、ワタシの個人的な感想や価値観に基づいています。また、税率、価格表記、商品情報などに関しては掲載日現在のものに由来していますのでご注意ください。許可の無いサイト内のコンテンツの引用・転載は禁止します。


  





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